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たがる包丁は、「みんなのどうぐ2」で製作した、打刃物の小さな包丁です。みんなのどうぐでは、「今の暮らしで使いたいもの」を、デザイナーでも作り手でも売り手でもなく、使い手である一般の皆さんと共に、学び考えながら作ります。
たがる包丁(みんなのどうぐ #02)
16,200円(税抜)
17800 ポイント還元
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たがる包丁(みんなのどうぐ #02)
16,200円(税抜)
17800 ポイント還元
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商品協力:PINT

著作権は、「PINT」が保持しています。


たがる包丁は、「みんなのどうぐ2」で製作した、打刃物の小さな包丁です。
みんなのどうぐでは、「今の暮らしで使いたいもの」を、デザイナーでも作り手でも売り手でもなく、使い手である一般の皆さんと共に、学び考えながら作ります。製作は、職人が行ないます。
今回は、山形県で開催しました。山形の大学、東北芸術工科大学の学生と共同で企画運営し、山形の使い手のみなさんと共に、山形のものづくりで行ないました。今回のものづくりは、山形で660年もの歴史を持つ山形打刃物。製作は、島田刃物製作所です。テーマは、「毎日使える小さな包丁」



計3回、3ヶ月の期間をかけて完成しました。1回目に工場に訪問して、製作工程を間近で見学して素材と加工技術を学び知り、その知識をベースに2回目で包丁を使う見つめて製品の仕様をみんなで考えました。年末に、ついに3回目の最終回を迎え、完成披露会を行ないました。
詳しくは、以下の、各回のレポートリンクを是非ご覧下さい。具体的な製品の説明ももちろんですが、なぜこの形になったのかを、素材の勉強から始め、製品仕様を考え、最後実際にみんなで完成した包丁を使って調理するところまで、レポートに綴っています。



この包丁を考えるにあたり、「三徳包丁では使いにくい場面」→「里芋など、小さな野菜の皮むき」→「芋煮」という流れで具体的なシーンが決まってきました。
大人数で、アウトドアで、野菜とお肉を煮込む「芋煮」という具体的なシーンをベースに考えましたが、芋煮は、いわゆる「煮物」ですので、この包丁も決して芋煮専用包丁ではありません。
製品名は「たがる包丁」。「たがる」とは、山形の方言で「携える、持ち運ぶ」という意味を持ちます。アウトドアをはじめ、料理教室など、家の外でも持ち運んで行って使いたい、そんな包丁になりました。
外での使用はもちろんですが、日常の家の中の調理や、果物剥きなどのちょっとした包丁使いの場面でも使い勝手の良いものになりました。まさに、毎日使える小さな包丁です。この包丁の仕様面のポイントは以下のようにまとまりました。



▼ 01.小回りが利くサイズと形
三徳包丁など、大きな包丁だと扱いにくいもの。里芋、じゃが芋をはじめ、小さな球体の野菜や果物の皮むき。ここで活躍する刃の大きさと形を考えました。

・刃渡り11.5cmという短めサイズ
・刃の付け根に、指をかけられるカーブを付けました。持ちやすく、安定して動かせます
・柄は短すぎず、手のひらでしっかり持てる長さに

▼02. こわくないかたち
芋煮をはじめ、キャンプやバーベキューなどアウトドアの調理では、共有スペースでみんなで作業することも多いです。狭いスペースや、人が多い場所でも使いやすい形に。

・刃渡り11.5cmという小さなサイズ
・丸い刃先
▼ 03.持ち運びのしやすさ
製品名の「たがる」とは、山形の方言で「携える、持ち運ぶ」という意味を持ちます。刃物や包丁を持ち運ぶのは、移動中も恐いもの。外出先で使うシーンにも持ち運びやすい包丁です。

・小さなサイズと、丸い刃先で、通常の包丁よりも持ち運びに適した形。アウトドアや料理教室などにも便利です。(持ち運び時は、ケースを使うか、段ボールや新聞紙などを使い、通常の包丁と同様に持ち運びください。)
・別売りオプション(3,000円)で、レザーケースもご用意しています。牛本革の専用包丁ケースです。

▼ 04.お手入れのしやすさ
一般的な包丁と同様、長くお使いいただくには必要な研ぎ。家のお近くで研ぎに出される方が多いと思いますが、折角の打刃物を自ら研いで使い続ける、という方にも、研ぎやすいように工夫しました。(島田刃物製作所でも研ぎ直しを承っております。お気軽に弊店までお問い合わせ下さいませ。)

・刃の部分が直線になっています。昔、菜切り包丁がメインの包丁だったのは、ご家庭でも研ぎやすいことも理由の一つだったと言われています。菜切り包丁とは形は違いますが、刃の部分を直線にすることで、研ぎやすい形になっています。




柄はえんじゅ。赤みがかった色が特長の木です。鋲は真鍮です。木の部分も鋲も、使ううちに風合いが増してゆきます。柄は通常、仕入れたものを使う場合も多いですが、本製品では職人の島田さん自らが、刃だけでなく柄部分も一点一点製作下さっています。




刃の部分。この銀色の部分が、鋼の刃部分です。ここが直線のため、研ぎやすい仕様になっています。ご自身で研ぎにチャレンジされる方にも、おすすめです。刃の付け根部分は、丸い形に。ここに指を掛けられ、持ち方のバリエーションを持たせました。打刃物らしく、刃跡も残しています。多少の凸凹があるため、きゅうりの輪切りのときなど、切ったものが包丁につきにくい効果も。




別売りオプション(3,000円)で付けられるレザーケースです。探すとなかなかないレザーの包丁ケース。スナップボタンで留める仕様になっています。素材は牛の本革。専用に作っているため、刃のサイズにぴったり合わせています。




ここからは、みんなのどうぐイベント3回目の、お披露目会の写真です。室内ですが、この包丁を使って芋煮をみんなで調理しました。実際の使用シーンをご覧下さい。10名でキッチンとテーブルを共有したため、一人当たりのスペースは狭く、普通の包丁だったらなかなか恐いところですが、サイズが小さく、刃先が丸いからこその作業性。みんなでわいわい話しながらの楽しい調理時間でした。
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